らんちゅう専門 伊東養魚場 −趣味としてのランチュウ飼育− 





趣味としてのランチュウ鑑賞


魚体は頭部・胴部・尾部の3つに区分される。

頭部は口先からエラ蓋まで、胴部はエラ蓋から肛門(腹止まり)まで、
尾部は肛門より後方を言います。

魚の長さに関しては、体長と全長という言葉が使われ、体長は口先から肛門までの長さ、
全長は口先から尾先までの長さを言います。

更に、口先から眼球までを吻、口先からエラ蓋辺縁までを頭長、肛門(腹止まり)から
尾の付け根までを尾柄、横見で背の上端から腹の下端までを体高と呼びます。









ランチュウの鑑賞における着眼点

ランチュウの鑑賞は通常の金魚とは一風変わっており、一般的には真上から鑑賞します。

ランチュウを真上から眺めると、背びれが無く小判のような丸っこい姿に尾ひれがあり、
決して素早い訳ではありませんが、尾ひれをゆったりと使いながら泳ぐ姿は気品を伴います。

そんなランチュウの泳ぎは品評会で非常に重要視され、尾ヒレの形や尾の使い方など、
非常に奥深い世界となっています。

品評会で勝負ができる尾の形や使い方を含めた泳ぎをしっかりと評価出来る様になるには、
どれだけランチュウに関わり続けても、最低10年は必要であると言われています。








ランチュウは尾ヒレの形と使い方が最も重要。

ランチュウの尾ヒレには、四ツ尾、三ツ尾、サクラ尾があります。

四ツ尾は上見で尾芯部の先端に切れ込みがあり、四方向に開いているものを言います。
三ツ尾は尾芯部の先端に切れ込みがない為に、三方向に開いているものを言います。
サクラ尾は尾芯部の先端に僅かに切れ込みがあり、丁度、桜の花びらの様に見えるものを言います。

なお、四ツ尾とサクラ尾を明確に区別する基準はありませんので、
感覚的な判断となってしまうのが実際の所です。




●尾ヒレの種類

四ツ尾 ・・尾芯部の先端に切れ込みのある尾。
三ツ尾 ・・尾芯部の先端に切れ込みのない尾。
サクラ尾・・桜の花びらの様に見える尾。













前 pageに戻る