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ランチュウ飼育 最初のイロハ
趣味でランチュウ飼育を始める場合の10ヶ条
・ランチュウをゆっくりと眺める時間を作る。
・餌やりは消極的に水換えは積極的に。
・苔は全て落とす。
・飼育水の量は多いほど良い。
・1日の水温差は10度以内に。
・塩は多用すべき。
・餌やりではランチュウの調子を観察する。
・他から購入のランチュウを混ぜない。
・動きが悪い際は水換えと過去3日間の振り返りを。
・治療開始後の3日間はランチュウを見ない努力を。
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趣味でランチュウ飼育を始めた場合、ランチュウをゆっくりと眺める時間が至福と時となります。
すると、ついつい餌を与えたくなりますが、餌の与えすぎは肥満と水質悪化で体調を落とす原因です。
ランチュウを長生きさせるには、少なめの餌(腹八分目)と積極的な水換えが必要となります。
苔はランチュウ飼育において本来必要な要素ですが、一方で急激な青水化の原因になることから
趣味でランチュウ飼育を行う場合は、苔を全て落とした方が水のコントロールがし易くなります。
そんな水について、水量が多ければ多いほど水質や水温の変化が緩やかになります。
ランチュウの健康を保たせる為にも、少なくとも1日の水温変化が10度以内に収まる環境が必要です。
飼育容器はアクリル(ガラス)水槽以外の、可能であればタタキ池やFRP水槽やプラ舟などが理想です。
アクリル(ガラス)水槽は飼い込みが難しく、カシラの発達や成長促進が難しい現状があります。
ランチュウ飼育では塩が必須と言えるものです。そんな塩の使用では想像以上の量に最初は戸惑いますが、
この戸惑いを乗り越えると、ランチュウの健康増進に非常に強力な効果を発揮してくれます。
餌やりではランチュウの調子を十分に観察し、調子が悪い場合は先ず水換えを行います。
同時に過去3日間における自らの飼育について振り返り、問題が無かったか反省をすることが大切です。
調子を落とす原因の殆どは単なる水質悪化の為に、水換えだけでたいていは調子を取り戻します。
しかし、餌の与え過ぎや他から新しくランチュウを導入した場合は病気の可能性が生じます。
ブリーダーが違えばランチュウの保有菌は異なり、混ぜると菌の交換が行われて病気になる訳です。
その際、塩と薬剤にて治療を開始しますが、開始後の3日間はランチュウを見ない努力も必要です。
心配のあまり構いすぎると、治療方針がブレてしまい逆にランチュウの負担となってしまいます。
ランチュウ(マルコ)の掛け軸(大正8年)
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