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転覆病 (別名 : 浮き袋病)
内臓脂肪で浮き袋の圧迫や変形が生じる事、浮き袋を支配する神経に障害が生じる事などが原因で、
正常な体勢を保てずに転覆した状態になってしまう病気です。
内臓脂肪や神経障害
水温が15度以下になる時期。
初期症状は、以前よりも泳ぎが下手になり、時々転覆してしまいそうな素振りを見せる事ですが、
進行すると水面や池底で転覆したままの状況となります。
水面に露出した部位は乾燥から壊死を起こして黒くなり、二次感染や衰弱死が起こり易い状況となります。
民間療法で純ココア浴がありますが、転覆病に対する治療の最終手段として試す価値があります。
@〜Dを同時に開始する事を基本として、5日間様子を見る。
@ 絶食。
A 水換え(100%新水を使用。)
B 寒い季節なら25℃の水温。(1日の最大上げ幅は2〜3℃。)
C 0.8%塩浴。(1日目から0.8%塩浴。)
D エルバージュ4g/100L。
@〜Dが無効であった場合はE〜Iを同時に開始し、3〜5日間の薬浴を繰り返す。
E 純ココア小さじ4杯/100L。
F 絶食。
G 水換え(100%新水を使用。)
H 寒い季節なら25℃の水温。(1日の最大上げ幅は2〜3℃。)
I 0.5%塩浴。(1日目から0.5%塩浴)
他の魚に伝染する事が稀である為に、天日干し等の必要はありません。
肥満が原因の場合、肥満魚にしない飼育に徹する事が大切です。
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