ニューグリーンF

市販薬 (顆粒/粉末) ※有効成分は薬剤10g中に含まれる数値を表示
ニューグリーンF 有効成分 : アクリノール 0.03g/メチレンブルー 0.1g/塩化Na 9.83g/
        塩酸クロルヘキシジン 0.02g

販売 日本動物薬品工業
剤型 粉末
効能 白点病・水生菌症・尾ぐされ症状および細菌感染症の治療 
定価 @880円/5g×3包 A1400円/35g B3000円/100g

用法用量 : 本品一包(5g)を水約50Lに溶解させて薬浴
実質価格 : @の場合 587円/水100L (メーカー表記の使用の場合)
        Aの場合 400円/水100L (同上)
        Bの場合 300円/水100L (同上)


1.有効成分の効果

有効成分から考える薬剤の作用スペクトル

有効成分 期待出来る効果
アクリノール 消毒薬であり、原生動物・グラム陽性菌・グラム陰性菌の消毒に有効。
消毒する事で、外傷や2次感染の予防が可能となる。

治療薬としてのデータは無い為、有効性は不明。
メチレンブルー 原生動物が原因となる白点病・白雲病・黒斑病・黒ソブ・ツリガネムシ病
真菌が原因となる水カビ病

細菌性の病気に対しても理論上は有効であるが、実際の効果は低い。
塩酸クロルヘキシジン グラム陽性菌に有効

ただ、グラム陽性菌が原因で生じるランチュウの病気は殆ど無い。

塩化ナトリウム 塩の含有率が高いが、これだけでは有効濃度に達しないと考えられる。





2.ニューグリーンFの特徴

ほぼ、メチレンブルーと塩の混合物という事が出来る。
実質価格は高い。
メチレンブルーは光にあたると分解が加速に効果が減少する。
手や衣類につくと落ち難くく、水槽器具にも色が沈着してしまう。
水草に対するダメージが大きい。




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