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イカリムシ病
2〜10mm程のイカリムシが魚体に寄生する事で生じる病気です。
繁殖力が強く、口腔内を含めた全身に寄生する為に、放っておくと衰弱死する事となります。
カイアシ類に属する甲殻類のイカリムシ(学名:Lernaea cyprinacea)
水温が11℃以下では成長や繁殖を止め、魚体に寄生した状態で越冬し、
15℃以上の水温になると再び成長や繁殖を始めます。
成体の雄は交配後に死んで脱落しますが、成体の雌は尾部先端にある一対の卵嚢を持ち、
500個程度の産卵を行います。
卵は2〜3日後に孵化し、ノープリウス期の幼生となって水中を泳ぎ回ります。
やがてコペポディット期の幼生になると魚体に寄生し、成体になると繁殖を開始します。
なお、成虫対する薬剤の効果は乏しい為、治療の対象は幼生が中心となります。
初夏〜晩秋にかけて。
初期は、イカリムシがエラを含めた体表面にイカリ型の頭部を突き刺し、
これが刺激になって魚は体を壁などに擦り付ける動きを行います。
一見、イカリムシがいない様子であっても、白く盛り上がった部位や赤くなった部位には、
イカリムシが潜んでいる可能性があるので注意が必要です。
進行すると全身いたる所にイカリムシが寄生し、吸血される事で衰弱死する結果となります。
液体
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ホルマリン
マゾテン液−20%
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粉末
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トロピカルN
トロピカルゴールド
リフィッシュ
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@〜Dを同時に開始する事を基本として、3〜5日間の薬浴を繰り返す。
@ ピンセットでイカリムシを除去。
A 魚の活動性が悪い場合のみ絶食。
B 水換え。(舟に移して100%新水を使用。たたき池は不可。)
C 0.5%塩浴。(1日目から0.5%塩浴。)
D リフィッシュ。
薬品名 |
リフィッシュ
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成分
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100ml中、トリクロルホン20gを含有
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使用目的
| ウオジラミ、イカリムシ、ギロダクチルス、ギロダクチルスの駆除
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使用方法 |
1回量として、本剤を2.5mlを飼育水1000Lの割合で薬浴
必要に応じて2〜3週間の間隔で反復散布
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副作用 |
高水温や高いpHでは餌を食べなくなる ・ 神経障害を起こす危険がある
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注意事項 |
アルカリにより効力低下 ・ 28℃以下での使用が必要
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池の水を抜いて晴天下で乾燥させる方法が基本となります。
しかし、天日干しが不可能の場合は、イソジン2倍希釈液を散布して
乾燥させる方法が良いでしょう。
この場合、容器にイソジンの色が付きますが、2日程度で消えます。
もし気になる場合はハイポで中和させる事も出来ます。
新しく魚や水草を買う際は十分な確認を行い、一緒に持ち込まない様に注意する事が大切です。
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