グリーンFリキッド

市販薬 (液体) ※有効成分は薬液100ml中に含まれる数値を表示
グリーンFリキッド 有効成分 : アクリノール 0.05g/メチレンブルー 0.15g/塩化ナトリウム 15g

販売 日本動物薬品工業
剤型 液体
効能 白点病・水生菌症・尾ぐされ症状の治療
定価 @980円/100ml A1600円/200ml

用法用量 : 本剤50mlを、水約60Lに溶解させて薬浴
実質価格 : @の場合 813円/水100L (メーカー表記の使用の場合)
        Aの場合 664円/水100L (同上)


1.有効成分の効果

有効成分から考える薬剤の作用スペクトル

有効成分 期待出来る効果
アクリノール 消毒薬であり、原生動物・グラム陽性菌・グラム陰性菌の消毒に有効。
消毒する事で、外傷や2次感染の予防が可能となる。

治療薬としてのデータは無い為、有効性は不明。
メチレンブルー 原生動物が原因となる白点病・白雲病・黒斑病・黒ソブ・ツリガネムシ病
真菌が原因となる水カビ病

細菌性の病気に対しても理論上は有効であるが、実際の効果は低い。
塩化ナトリウム 塩の含有率が高いが、これだけでは有効濃度に達しないと考えられる。





2.グリーンFリキッドの特徴

ほぼメチレンブルーと塩の混合物という事が出来る。
ニューグリーンFと成分が似ている。実質価格は高い。

メチレンブルーは光にあたると分解が加速し効果が減少する。
手や衣類につくと落ち難くく、水槽器具にも色が沈着してしまう。
水草に対するダメージが大きい。




「治療薬と作用スペクトル」に戻る
「病気の症状と治療法」に戻る